インドでのヨガ

インドでヨガをしていた時、「やはりいいなぁ・・」と毎回思ったのは、クラスの前と終わりのマントラ。インドのヨガでは「オーム」は必ず3回唱えるのです。

すると、今までの外に行っていた気持ちが中に入る感じ、ヨガに集中できる気持ちになるのを感じることができました。

今までは、宗教っぽいと思われるのではないかと心配でクラスでは唱えていなかったのですが、でもやっぱりヨガの前のマントラは必要だ!と実感して最初と最後に行うことにしました。

初めてクラスに参加された方は、説明もなしに「オームを3回唱えましょう」なんて言われても困ると思いますので、これから説明と音の出し方を書いていきたいと思います。

74_xlarge

「オーム」って?

パタンジャリのヨーガスートラの中に、「イーシュヴァラ(神・宇宙)をことばで表したものが、神秘音オームである」と書かれています。(ヨガスートラ:I-27)

イーシュヴァラとは、形はなくどこにでも宿っているもの、神であり宇宙であり、始まりから終わりまでを表しているものだと言われています。その全てのものを言葉で表したのが「オーム」。

そんな意味をもつ「オーム」は、ヴェーダ(聖典)に記された「マントラ(聖音)」です。では「マントラ」って一体何なのでしょうか。

マントラとは、瞑想中に繰り返し唱えることによって、人をより高次の意識状態に導くサンスクリット語の音節、語、フレーズのことをいいます。音は、振動 もしくは波長からなるエネルギーの形態です。マントラを唱えることによって、そのエネルギーを引き出すことが出来るのです。ですから、マントラは儀式で使われたり、心を扱うための瞑想で使われたり、Yogaの時に唱えられるのです。

オームが聖なる音といわれるのは、すべてのヴェーダ(聖典)とウパニシャッド(ヴェーダ経典の一部) のマントラは、Omからスタートされているからです。

ウパニシャッド(奥義書、ヴェーダ聖典の最終的な教え)には、何かをする前に「オーム」といえば、どんな行いも浄化することができると書かれています。バガヴァッドギーターという経典では、行いの前に「オーム」といえば、心がキレイに浄化されると書かれています。誰もが本当に叶えたいと願う究極の自由も幸せも、すべて「オーム」の理解と斉唱が連れて来てくれる、と。

この音はいかなる宗教や信条にも属さず、神や無限の宇宙の概念で、すべてのマントラはOmにはじまり、神聖なるものへの挨拶、そして入り口となっているのです。

うーん、こうして読んでみると少し難しい感じがしますけれども、唱えるだけでこんなに効果があるなら、やってみるのもいいですよね。

音の出し方

さて、ではどのように音を出せばいいのでしょうか。ヨーガ基本と実践(シヴァナンダ・ヨーガセンター編)には下記のような説明があります。

「オームはすべての音と文字の源であり、したがってあらゆる言語と思考の源でもあります。「オー」はからだの底のほうから出される音で、ゆっくりと立ち上って「ム」と出会い、この「ム」の音は頭全体に共鳴します。オームを20分間唱えるとからだ中の原子1つ1つがくつろぎます。」

あまり難しく考えなくてもいいので、お腹の底から「オー」を始め、途中口をすぼめながら「ウー」、最後は口をすぼめて「ムー」と言ってみましょう。そして体に起こる小さな微細なバイブレーションを感じてみてください。ヨガを続けていると、身体の小さな変化や感覚に気がつき始めます。その感覚を観察していくと思考が止み、完全にリラックスしている状態になるのです。

というわけで、オームの説明でした。もしよかったら、一緒にクラスの最初と最後に唱えて頂けるとうれしいです。

そして、私は皆さんがスタジオに来る前に、ひとりでオームを唱えてそのままマントラを唄います。そうすると心がスッキリするというか、一番しっくりくる表現は「涼しくなる」のです。とても不思議な感覚なのですが、マントラには力があるのだなーと感じる日々です。

今日も読んで頂いてありがとうございました。

 

参考文献:
インテグラルヨーガ・パタンジャリのヨーガスートラ / スワミ・サッチダーナンダ著
Cyandra Yoga International YTTC STUDENT HANDBOOK
YOGA BOOKS
ヨーガ本質と実践 / シヴァナンダ・ヨーガセンター編

 

日吉・綱島少人数制ヨガ教室 YellowLotus

ぜひクリックお願いします!
  • good (17)