溢れている情報

前回も書きましたが、今、世の中には色々な情報が溢れています。例えば本を読んでみると、なるほどなーと思いますよね。特に私は人をすぐ信じるので、そうかそうかとすぐ納得してしまう傾向があるのですが、これはとても危険です。

人が本を選ぶとき、まず自分の主観が入ります。これがいいのではないかという思いで本を探すので、自分の考えを正しいと言ってくれる本を探す傾向があります。そして本にはその著者の主観が入っているので、その主観はどのようにして培われたのかを見極める必要があります。

自分がほしい情報は、できるだけ自分や著者の主観を排して評価することが必要になってきます。客観的にみるということですね。これが難しいのですが、知りたい情報に関して色々な方面から調べてみて、そして自分で判断することが大切だと思います。

糖質制限食

最近流行っている、糖質制限ダイエット。低炭水化物ダイエット、アトキンスダイエットとも言います。アメリカ人医師のロバート・アスキンスが考案したダイエット法。通常200-300g摂取する炭水化物を20-40gと減らして糖質を制限することによって、脂肪がエネルギーになって使われると考えられたものです。

理論は、炭水化物を摂取すると血糖値が上がる。血糖値が上がるとインスリンが出されて血糖をグリコーゲンに変換し筋肉などに蓄えられる。グリコーゲンは運動するときのエネルギーとして使われる。筋肉に蓄える分がいっぱいになると中性脂肪として脂肪細胞に蓄えられる。そして血糖値が下がる。

これが通常のメカニズムですが、肥満になるとインスリン抵抗性が高まり、インスリンが多く作られて脂肪が蓄えられやすくなる。インスリンが多く出ると血糖値が下がり低血糖症になるため、身体はエネルギーが足りないと感じて食欲が出てくる。低血糖症のときは気分も優れないため、甘いものも欲しくなるという悪循環になってしまう。

「インスリンが大量に出てしまう原因には、砂糖などの単糖類や、白米や小麦粉など、精白された穀物などの炭水化物が大量に消費されるようになった時代背景がある」とアトキンス氏は考え、これを「炭水化物中毒」と呼んでいます。

糖質制限食の方法

最初の2週間は、導入期間として炭水化物の摂取量を1日20g以下にする。お米、パン、麺類はもちろん、砂糖、お菓子、バナナ、イモ類も食べることが出来ない。カフェインやアルコールの摂取もしない。そのため、肉・魚・卵・チーズなどで栄養を摂る。栄養のバランスのためにサプリメントの摂取も薦められている。

その後は5gずつ、体重が増加するまで炭水化物を増やしていき、体重が減る量に炭水化物の摂取量を戻して維持する。

目標体重になったら、炭水化物の量を体重が増加しない程度に保つ。ただしお菓子は厳禁。はちみつ、白米、果糖や乳糖は禁物。炭水化物は果物や玄米や蕎麦、オートミールなどを取り入れるようにする。魚、豆腐、野菜、豆を摂るように心がける。

糖質制限食の危険性

人間には一日170gの糖が必要とされています。そのうちの120~130gは脳で消費され、30gは全身に酸素などを運ぶ赤血球のエネルギー源として消費されます。糖質は、生命を維持するために欠かせない栄養素なのです。

糖質を制限してしまうと、代わりにタンパク質を構成しているアミノ酸を、肝臓が糖に作り変えるというシステムが働き始めます。タンパク質を糖に変えられるなら、肉を食べれば問題ないのではないかと思う方もいるでしょう。しかし、人体の維持に必要なエネルギーをタンパク質や脂質でまかなおうと思ったら、毎日大量の肉を食べなければなりません。数kgもの肉を毎日食べ続けることは現実的に不可能です。糖エネルギーが不足すると、それを補うために、体は自分の筋肉を分解してアミノ酸に変えていきます。結果、筋肉量がどんどん減っていってしまうのです(関西電力病院院長の清野裕医師)現代ビジネス”賢者の知恵”

実際、極端な糖質制限を行って筋力が弱くなってしまったり、もともと女性に多い骨粗鬆症を加速させてしまう原因にもなっているようです。骨粗鬆症になってしまうと、ほんのちょっとの病気や怪我がきっかけで、あっという間に寝たきりになってしまうそう。

そしてお肉を食べることによって脂質やたんぱく質を大量に摂取することになり、血中の悪玉コレステロールが溜まっていきます。そして血管が傷んだり老化が進み、脳梗塞や心筋梗塞を起こす可能性がどんどん高まっていくとのこと。

実は私も1年前に行ったことがあります。お肉が大好きだったので、これはラッキーと気軽に始めました。お昼はケンタッキーでコールスローとチキンを食べたり、炭水化物さえ抜けばいいやという自分に都合のよい解釈で行ったところ、体重は減らず(逆に少し増えた)体はだるくなり、肌の調子も悪くなりました。そしてもちろん酷い便秘。お肉の油を大量摂取したことによる弊害だと思います。

霜降り肉。。白い部分は全部脂肪です!

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糖質制限食の見解

「炭水化物中毒」という言葉は合っていると思います。現代では精製されて栄養が偏ってしまったもの、白米や小麦粉や砂糖を摂取しているので、それが肥満や糖尿病に繋がっていることは否めないと思います。そこまではいいと思うのですが、それで炭水化物を悪だとするのはちょっと極端すぎるのではないかなと思います。

精製されたものではなく、なるべく玄米や全粒粉、黒砂糖などに変えていけばいいのであって、たんぱく質やサプリメントで補おうとするのはやはり無理があるのではないかと思いました。

アメリカでは2003年-2004年にブームになり、炭水化物系食物の販売額が4.6-8.2%ほど落ち込み、産業界から批判が相次いだそうです。批判にも種類があり、身体の健康に対してなのか、産業の打撃によるものなのかを見極めることも必要になってきます。産業を守るために、私たちには出されていない情報も沢山あるということです。

次回につづく

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